国会議員が円が暴落したら儲かるポジションで、国債の信認について質問することに問題はないのか?

2018年4月8日

藤巻 健史さんという参議院議員がいます。

モルガン銀行東京支店長やジョージ・ソロスのアドバイザーなどをしていた経歴があるそうです。

著書に『日銀失墜、円暴落の危機』(幻冬舎、2015年)、『吹けば飛ぶよな日本経済』(朝日新聞出版、2015年)があるように、日本経済の危機を主張しています。

そのような考えを持つ人なので、国会でも次のような質問で日銀を追求しています。

日銀総裁、国債価格下落の場合も「円の信用は毀損されない」

黒田東彦日銀総裁は14日の参議院予算委員会で、国債の信認が失われた場合、現行のイールドカーブ・コントロール(YCC)政策によって長期金利を低位に抑制し続けることは困難になると語った。藤巻健史委員(維新)への答弁。

わざわざ日銀総裁から、当たり前の言葉を引き出す意味がよくわかりません。

債券・為替・株式トレーダーの経歴があるようですが、もしかして国債金利を上げるためのポジショントークをしているのではとうがった見方をしてしまいます。ジョージ・ソロスのポジショントークは有名ですから。

国債の引き受け手がいなくなる可能性は高いのか?

藤巻参議院議員は、日銀による量的緩和出口戦略についてのリスクを主張しています。

2%の物価目標を達成して出口戦略を模索する段階が、「危機の始まり」になるそうです。

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そして、日銀の代わりに国債を「買う人がいない」状態になり、政府が大量に発行する国債の引き受け手がいなくなって長期金利が暴騰し、日本は「ギリシャと同じになる」と財政破綻の可能性を指摘します。

藤巻さんの著書を読んだことないので、どのような経緯で日本が財政破綻をすると主張しているのかわかりませんが、過去の記事を読む限り、一貫して財政破綻ハイパーインフレ円の暴落を指摘しています。

現在の日本の経済状況から、財政破綻やハイパーインフレ、円の暴落の兆しは一切見えません。財政破綻を起こしそうな国債の10年物長期金利が1%未満なんてありえません。ハイパーインフレどころか、2%のインフレ目標も達成できていませんし、ここ最近は円高で推移しています。

藤巻さんは本当に伝説のディーラーなのか、そしてなぜ政治家をしているのか?

藤巻さんを紹介する記事では、「伝説のディーラーとよばれた」という枕詞をよく目にします。ジョージ・ソロス氏が「イングランド銀行を潰した男」との異名を持つように「伝説」を印象づけたいようですが、このようなニュースをみると、「せこい男」との印象の方を強く持ってしまいます。

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伝説のディーラーであるなら、シャレにならないほど稼いでいないとおかしいはずです。また国民のために政治家になったのであれば、税金が原資である政治資金を私用するなんで言語道断です。

藤巻さんの言動を見る限り、国の信用を落とすことで自分の利益につなげようとしているのではないか、との疑いをどうしても持ってしまいます。ぜひともそのような不名誉な疑いは晴らして欲しいので、藤巻さんの活動には今後も注目していきたいです。

と思いながら検索すると、こんな記事がありました。

藤巻健史さんはなぜ政治家になったのか

藤巻:僕もそうですよ。円なんかほんとちょっとしか持っていないもん。

資産のほとんどを、円以外で所有しているようです。

で、『日銀失墜、円暴落の危機』なんて書いています。

そりゃ、円や国債が暴落したら大儲けできるでしょう。

やっぱりこのひと…

まとめ

  • 藤巻 健史参議院議員は、日本の国会議員でありながら資産をほとんど円以外で保有している(2013年当時)
  • 藤巻さんは円が暴落したら儲かるポジションで、『日銀失墜、円暴落の危機』を書いてる
  • 藤巻さんは国会で、「国債の信認が失われた場合」の質問を繰り返している
  • 藤巻さんは、日本の財政破綻、ハイパーインフレ、円暴落をずっと前から指摘
  • 現在の日本の経済指標は、財政破綻、ハイパーインフレ、円暴落の兆しがまったくなし