日本の財政破綻が現実的である説得力ある説明をできる人はいませんか?

10年前より少なくなったとはいえ、「日本の財政破綻する」と考える人は今でも根強くいます。

破綻とは要するに、国債の償還ができなくなった状態のことです。詳しいことはさておき、「日本は1000兆円の巨額な借金があり、返済できるはずがない」とぼんやりと考えている人たちが多いのでしょう。

マスメディアでも、「日本は毎年赤字で歳入不足を埋め合わせているので、歳出削減と増税は待ったなし」と連日報じられるので、そのような人たちが多数派になるのも無理はありません。

みんながやばいと感じたら日本の財政は破綻するそうです

都議会議員のおときた駿氏も、そのひとりです。

2015年と古い記事ですが、彼のブログをみてみましょう。

「日本の借金1000兆円はやっぱりウソでした」って本当?財政破綻の「最後の決め手」から考える

おときた氏は次のように主張します。

「経済・財政は、『ヤバイ!』と感じた人が多数派になった瞬間に破綻する」
という事実です。
本当にヤバイかどうかは関係なく、多くの人が破綻すると思った瞬間に、
その国家財政は破綻へとまっしぐらに突き進みます。

都議会議員ってこのレベルでもなれるのでしょうか?東京は大丈夫でしょうか?『東京やばい!』って感じてしまいそうです。

「『ヤバイ!』と感じた人が多数派になった瞬間に破綻する」という事実があれば、その事例を示してほしいのですが。

結局、財政破綻論者はこの程度のレベルなのでしょうか?

財政破綻の可能性が高いのであれば、長期国債の入札に金融機関が超低金利で応じる現状をどう説明するのでしょう?

日本の金利は約20年間、金融緩和あるなしに関係なく史上最低レベルで推移しているのです。

金利
金利の1980年から2018年までの推移 出典:日本銀行

むしろ、政府債務残高の増加に伴い金利が低くなっています。これを破綻論者は、どう説明するのでしょう?

その基本的な説明をすっ飛ばして、「『ヤバイ!』と感じた人が多数派になった瞬間に破綻する」なんていわれて納得できる人は、できればいてほしくないのですが…(いるかもしれません)。

既に「日本の財政はヤバイ」と感じている人が多数派

日本ではメディアの偏向報道により、おときた氏のように「日本の財政はヤバイ」と感じている人が多数派ではないでしょうか?少なくとも10年前はもっと多かったはずで、おときた氏の主張が正しかったら日本は既に破綻していたでしょう。

でも、実際には何も起きていません。

多くの人は財政破綻したらどうなるかもわからないし、円が暴落すると理解している人でも、じゃあその前に外貨に換えようなんて実行できる人はほとんどいないでしょう。

実際、みんながヤバイと感じたとしても結局は何もできないのです。

実はその状況が、さらに日本の国債の信用度を高めているという皮肉な結果になっているのかもしれませんが。

本当にヤバイと感じた人すべてが貯金を下ろして外貨に換えるというような行動を起こしたとしたら大問題ですが、巨大隕石が落ちてくるとか、そんなことをいちいち考慮していたら生きていけません。

まとめ

  • 日本財政の破綻論者は根強く存在する
  • 都議会議員のおときた駿氏は「『ヤバイ!』と感じた人が多数派になった瞬間に破綻する」と主張
  • だが、その事例は一切ださない
  • ヤバイはずの長期国債は、今でも超低金利で消化されている
  • 実際に「ヤバイ」と感じても、行動に移せる人はほんの一部