日本は戦時中虐殺をし今は破綻の危機にある?根強い自虐史観と破綻論の共通性

2018年6月13日

日本は戦時中東アジアに侵攻し虐殺や極悪非道の限りを尽くしたという自虐史観は、一時期より衰えたとはいえ今でも多くの人が信じています。

実際のところは日本は戦時中、悪いこともしたし良いこともしました。戦争自体は国際法違反ではなく、兵士で殺し合うことは何も問題ありません。しかし降伏した捕虜や一般人を殺すのは国際法で禁じられています。

日本は比較的国際法を守ったことで知られています。悪名高いパールハーバーの攻撃でも、ピンポイントで軍事施設を攻撃したことをハワイの博物館で正当に評価するなど、敵国であった米国から称賛されるほどです。

しかし日本軍が完全にフェアだったかといえばそうではなく、一部の心ない兵士の犯罪で市民が犠牲になり軍事裁判で裁かれるケースもあったはずですが、数十万人の市民を虐殺したというのは日本にとってメリットもなく物理的に不可能な上、証拠とされるものもすべてフェイクです。ぼくが日本軍による虐殺を信じたくないのではなく、単に一級資料に基づいた証拠がないから信じないだけです。

一方で中国や米国、ドイツ、ロシアなど、日本とは比較にならないほどの極悪ぶりを発揮した国々が、自虐史観に陥っているのかといえばそうではありません。不幸な歴史(自国が確認した事実のみ)は認めても、戦後他国との平和協定が結ばれると幕が引かれます。日本みたいにいつまでも自虐史観を引きずり、子どもたちに反省を促す教育をする異形国家はありません。

自虐史観と日本破綻論の類似性

そんな自虐史観と日本破綻論は、どちらも証拠に基づかないのに根強く信じられている点で似ています。そして、どちらも「日本はダメなんだ」という日本ダメダメ論に基づいています。どんなにに日本が他国と比較して優れた点がある証拠があったとしても、日本ダメダメ論では「でも日本は昔悪いこともしたし将来は暗い」という結論になってしまいます。

ぼくが小中学生だった1980~1990年代は、教育現場で日本ダメダメ論を植え付けられていました。社会の先生が天皇陛下をディスり、中国を礼賛していたのを今でも覚えています。当然ぼくは日本を嫌いになりました。中学校の卒業文集では、将来は国外へ脱出すると宣言したほどです。

そして学業を終えフリーターを経て、本当にオーストラリアに渡りました。皮肉なことに、そこではじめて日本がどれだけ住みやすくいい国かを実感したのです。

平行線をたどる日本破綻論者との議論

誤解を恐れずいいますが、日本が本当に破綻するならそれは仕方がないことだと思います。例えば他国から借金を繰り返し、国民が堕落した結果破綻するのであれば受け入れるしかありません。

しかし、日本の先人たちは他国と比較しよく働き、将来世代のためにインフラや生産設備、お金という莫大な資産を積み上げてきました。エネルギーや原料、食料以外は、ほぼ国内で賄えるという豊かな国にしてくれたのです。自動車や家電を自国でつくれる国はありますが、工作機械など生産財まで自国で賄えるのはほんの一部の国だけです。日本の強さは、その生産力の高さなのです。

ダムも資産の一つ

ヤフコメなどでデータに基づき日本の強さを説明しても、「無責任に楽観論を振りまくな」とお叱りを受けます。ほとんどのケースで日本が破綻するの具体的な根拠を示されることはないのですが、恐らく「政府債務残高1000兆円超え」、「人口減少」、「少子高齢化」などでしょう。それらの要因も、ひとつひとつみていけば決して破綻という結論にたどり着けないのですが、日本ダメダメ論を長年信じてきた人たちと建設的な議論をするのは容易ではありません。

日本が破綻するという決定的な前兆や証拠があれば、ぼくがそちらを信じる可能性だってあるのです。日本が破綻する、破綻しないかは感情論ではなく、どちらが事実に基づいた説得力のある証拠を示せるかどうかの問題なのです。

日本が不幸なのは、感情的に日本はダメなんだとう雰囲気が蔓延しているところです。それが実際の政策に反映され、デフレ時の財政健全化という愚策につながっています。借金を減らすということは、誰かの資産を減らすことを意味します。政府の借金を減らす一方で、民間が借金を増やすのであれば問題ありませんが、デフレ時にはそんなことは起きません。

いま日本がやろうとしていることは、「将来世代にツケを回さない」をスローガンに国の資産を削っていこうとしているのです。「政府の借金」だけに囚われ、自ら豊かな未来を放棄しようとしています。

きっと数十年後、「借金」の解釈を間違っていた愚かな世代だったと断罪されることになります。ぼくたちは、100年前「金本位制」の正当性を信じ大恐慌に陥った人たちを笑えないのです。

まとめ

  • 自虐史観と日本破綻論は似ている
  • 自虐史観と日本破綻論は日本ダメダメ論に基づいており、どんなに反証があっても結論は一緒
  • 日本の強さは、あらゆるものを自国でつくれる生産力の高さと積み上げてきた資産
  • デフレ時に政府債務残高を減らすと資産も減り、国力が衰える
  • 日本が破綻するかしないかは、感情論ではなく事実に基づいた説得力のある証拠を示せるかどうか