中学生を軽くやり込める『Google Home Mini』。遊びだけでなく教育にも有効

先週の休日に、中学生の長男と同級生4人を遊園地に連れて行きました。行き帰りの車中で遊び相手になったのが、スマートスピーカー(AIスピーカー)の『Google Home Mini』です。

ユーモアのある会話もできるスマートスピーカー

Google Home Miniは、音声対応のAIアシスタントを搭載したスピーカーで、インターネットと接続することで質問に答えてくれたり、音楽を流してくれたりします。望みの曲をかけたい場合は音楽再生アプリの有料サービスに入会する必要がありますが、『Spotify』の無料サービスでも関連する(とAIが判断している?)曲を聴くことができます。

好奇心が強く何でも楽しめる中学生なので、希望した曲と実際にかかる曲とのギャップが面白いらしく、「OK Google、~かけて」、「別の曲にして」と矢継ぎ早に命令したり、しまいには「違うだろー」と悪態をつく始末です。

Google Home Miniが面白いのは、最初は「申し訳ありません」なんて下手に出ていたのですが、次第にイラついてきたのか、「え、なんですって?」、「はい、はい」と返し、命令を無視するといった高度なやり取りができるところです。「AIが、ご主人様の命令を無視したらまずいだろ」と思うかもしれませんが、「曲替えて」を繰り返すことは失礼な態度にあたり、「AIに対してもそれは良くないことだよ」、と暗に注意しているようにも感じました。

それも、ご主人様が苦笑してしまうような返しができるのが秀逸です。「曲替えて」の命令に対し、AIスピーカーが「フフフーン」と歌った後同じ曲を流すといったパターンもあります。他にも、小さい子の「うん〇」との意味不明の呼びかけには、「そんなことを言ってはいけません」なんてのもありました。

主語述語を明確に、しかも分かりやすい発音での命令が必要になるため、国語の勉強にもなります。また、英語にも対応していますので、文法や発音の練習にも使えそうです。

人工知能というより処理能力が優れたプロセッサー

人との会話ができるAIスピーカーと聞けば、あたかもスピーカーが考えて会話していると思いがちですがそうではありません。実際のところは、登録された膨大な会話パターンに対し、最適な返しができるようなアルゴリズムが組み込まれているだけで、プログラムから逸脱した会話ができないようになっています。

「知能」といえば、自分で考えて判断するというイメージがありますが、機械やロボットがそれをやってしまうと、まさに『ターミネーター』の世界になってしまいまずいですし、今のテクノロジーでは無理です。ただ、これまでできなかったような、ビッグデータから最適な結果をフィードバックするという超高速な処理ができるプロセッサーが開発されるようになり、あたかも人と同じような反応ができるということでAI(人工知能)と呼ばれています。

そのため、AIが人類を支配するといった心配は、将来はともかく今のところ考える必要はなさそうです。むしろ、AIの判断はこれまでの事例やアルゴリズムから導かれた最善と思われるものから抽出されるので、人が判断するより正しく、フェアなものになるともいえそうです。

20年後はAIが人の仕事の多くを奪う」と言われていますが、ぼくが思うAIに取り替えられる仕事とは「管理者の決定」です。今の管理者の決定は個人の能力や感情に寄るところが大きく、非効率になっていると思われます。一方でAIの判断は、ベストな結果につながるベストなルートを一定の基準で瞬時に導き出してくれます。

それでも人が不要になることはなく、AIがどのような結果を出すのかは人によるプログラミングにかかっています。AIがこれまで非効率だった人の判断を代わりにやってくれ、ロボットが人の代わりに重労働をやってくれる、そんな時代は悪くないと思います。

中学生よ、将来をつくるのはきみたちだ!

まとめ

  • AIスピーカーはユーモアのある会話も可能
  • AI(人工知能)とは、人のプログラミングの範囲内でしか判断できない
  • AIとは、ビッグデータから最適な結果を導く高速処理が可能なプロセッサー
  • AIが導く結果は、人によるプログラミングにかかっている
  • 感情の入り込む余地のある人の判断より、AIの判断の方がフェアで正確