豪雨と猛暑の影響で野菜価格が値上がり。家庭菜園のすすめ

西日本豪雨の影響で、一部の野菜の価格が上昇しているそうです。

農林水産関係の被害232億円に 一部野菜の価格上昇

農林水産省は13日、西日本豪雨による農林水産関係の被害額が232億1千万円になったと発表した。同日朝時点で、被災自治体からの報告を基に集計した。今後、被害額はさらに積み上がっていくことが予想され、食卓に欠かせない野菜の価格にもじわりと影響が出始めている。

こんなとき、家庭菜園をしていると家計の助けになります。田舎に住むぼくも、庭の一部を使って野菜作りをしています。一時期は近所で広い畑を借りていましたが、手入れの大変さと消費できないほどの収穫量にうんざりした経験があります。そのため今では庭先の半坪程度の場所で野菜作りをしていますが、本格的な収穫時期になれば一家族では食べきれないほどの収穫ができます。

一日の収穫
半坪ほどの菜園

とれたての無農薬野菜が食べられるのが家庭菜園の醍醐味

無農薬野菜はどうしても割高になってしまいます。また、スーパーなどで売られる野菜は、搬送や店頭に並べれれるまでの時間を考慮して旬より早めに収穫されており、その分味が落ちてしまいます。農業を営む人は、出荷用の野菜と自分たちで食べる野菜を分けて育てるといいます。当然出荷用は農薬を散布し、旬より早めに収穫します。自分たちで食べる野菜は農薬がかからないように離れた場所で育て、一番おいしい旬のときに収穫します。本当においしい野菜を安心して食べるためには、高いお金を払ってでも信頼できる農家から仕入れるか、自分で育てるしか選択肢はありません。

野菜を種から育てるのは難易度が高く手間もかかるため、ホームセンターなどで苗を入手することをおすすめします。高い品種は1苗300円以上するものもありますが、安いものでしたら50円程度で買えます。味にどれだけ差があるのかは分かりませんが、失敗する可能性が高い初心者は安い苗を選んだ方がよいでしょう。

ぼくが育てているのはトマト、ミニトマト、なすび、キュウリで、ポイントさえ押さえておけば育てるのはそれほど難しくありません。重要なのは肥料と水やりで、肥料は最初と花が咲き始めたときに追肥をします。水やりは基本的に毎朝してあげます。あと注意することは、幹と枝の間から出てくる芽を摘むことです。これを放っておくとそこから枝が伸び、さらにそこから芽が出て枝が広がっていき収拾がつかなくなります。特にトマトがそうですが、横に広がらず縦に伸びるようにしてやることが大切で、そうすることで回りの野菜の生育を妨げたりせず、収穫しやすく育ちます。

理想は固定種の持続可能な野菜作り

市場に出回る野菜のほとんどが、「F1種」の種から育った野菜です。F1種とは1代限りで安定した収穫ができる交配種のことで、この種からとった種で2代目を育てても、味が落ちたり形がおかしかったり、1代目と同じような野菜が育たない可能性が高くなります。

F1種のメリットは、おいしく揃った形の野菜が、一定時期に収穫できることです。そのため栽培計画が立てやすくなり、安定した農業経営ができます。デメリットといえば、毎年種苗メーカーから種や苗を仕入れねばならず、コスト高になることです。メリットがデメリットを上回ているため、今ではほぼすべての野菜がF1種からのものです。

F1種と反対に位置するのが、昔から特定の地域で育てられ続けてきた「固定種」になります。メリットは地域に適応したおいしい野菜が育ち、その種から2代目3代目と持続可能な野菜作りができることです。デメリットといえば、F1種と比較し収穫時期がばらついたり、形が整ってなかったりすることです。ぼくも固定種のキュウリを育てていたことがありましたが、種をとり管理する手間や種から育てる困難さから、いつの間にか固定種へのこだわりが消えてしまっていました。

やはり野菜作りに携わる人も、できるだけ手間を省きたいと考えているはずです。そのため無農薬野菜を栽培する人は少なく、入手が困難になっています。種でさえいつの間にか、育てやすさを優先して作られた交配種が市場を席捲しているのです。効率性を追求しすぎると、今後害虫や農薬に強い遺伝子組み換え作物が解禁され、主流になる可能性もありますので、生命の源である種に関しては注意が必要です。最近では種子法が廃止されるという、気になる動きがありました。

家計の助けや「」の安全性に関心を常に持つためにも、家庭菜園で野菜を育てることおすすめします。

まとめ

  • 豪雨や猛暑などの影響で、野菜の価格が上昇しつつある
  • 家庭菜園は家計の助けになる
  • 最近市場に出回る野菜は、交配種のF1の種から育てられものがほとんど
  • F1種にはメリットが多いが、本来ならば固定種による無農薬野菜が理想的
  • 遺伝子組み換え作物の普及など、野菜づくりをすることで関心を持つことが大切