『こうのとり』の打ち上げと『はやぶさ2』の小型探査ロボ小惑星着陸に成功

日本の宇宙開発技術の高さを示す、うれしいニュースが続いています。

『こうのとり』の打ち上げ成功

約3時間前、『こうのとり』を乗せたロケットの打ち上げに成功しました。

H2Bロケット、打ち上げ成功 05年から40回連続

国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「こうのとり(HTV)」を載せたH2Bロケット7号機が23日午前2時52分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約15分後に高度約290キロでHTVを切り離し、打ち上げは成功した。

打ち上げの様子はライブ中継されていたことに、先ほど気づきました。起きていたのに見ていませんでした。というか、打ち上げられることも知りませんでした。だいたいこの類のニュースって、「成功した」という報道で知ることになるんですよね。

出典:JAXA

こうのとりはISSに物資を運ぶ無人補給船で、2009年の1号機以降、今回を含めて7回すべての打ち上げに成功しています。ISSへの物資輸送では日米露の計4機種の補給機が運用されていてますが、打ち上げ成功率100%はH2Bロケットだけで、兄弟機のH2Aと合わせると2005年から40回連続の成功となるといいますから、日本の宇宙開発技術の高さを示しています。

こうのとりは輸送能力約6トンの世界最大の補給船で、ISSに滞在する宇宙飛行士に食料や衣類といった生活用品などを届けます。27日に高度約400キロで、ISSの飛行士がロボットアームを操作してキャッチする予定だといいます。

『はやぶさ2』の探査ロボが小惑星に着陸成功

昨日2018年9月22日には、『はやぶさ2』の探査ロボが小惑星リュウグウに着陸したとの報道がありました。

はやぶさ2の探査ロボ、リュウグウ着陸に成功 世界初

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、探査機「はやぶさ2」から分離した小型探査ロボット2台が、小惑星「リュウグウ」に着陸したと発表した。小惑星の上を移動できる探査機が着陸に成功したのは、世界で初めて。

以下は、探査機が捉えたリュウグウの画像です。

出典:JAXA

「小惑星の上を移動できる探査機が着陸に成功したのは世界で初めて」と聞いて、「小惑星イトカワの試料を持ち帰った初代はやぶさは?」と思うかもしれませんが、初代はやぶさも同様の探査ロボを積んでいましたが、正常に分離できず着陸は失敗しており、今回が再挑戦だったといいます。

2014年に打ち上げられリュウグウに向けて約30億キロを飛行してきたはやぶさ2が、地球から約3億キロ離れたリュウグウの上空20キロの位置に到着したのは2018年6月下旬です。探査ロボ2台は今後、移動しながら地表の温度を測ったり、画像を撮影したりして、10月に予定されているはやぶさ2本体のリュウグウ着陸に備えます。はやぶさ2は今後1年半にわたって滞在し、生命の元となる有機物が含まれていると見られる小惑星内部の砂の採取に挑み、2020年に地球に帰還する予定です。

まとめ

初代はやぶさではトラブルや故障が相次ぎましたが、イオンエンジンや通信機器などを改良したはやぶさ2は順調に進んでいるようです。普通に考えたら、地球から3億キロ離れた場所にあるわずか直径約900メートルの小惑星の上空にピンポイントでたどり着き、赤道の重力が地球の約8万分の1の地表に探査ロボを着陸させるなんて不可能なミッションです。日本を含め、世界各国で宇宙予算費の確保が難航しており、ISSも廃止の方向に進んでいます。そんな中、素晴らしい宇宙開発の功績を残している技術者たちには頭が下がる思いです。