訪韓外国人はご注意を。どこかにカメラが仕掛けられている盗撮天国韓国

韓国で盗撮が横行しているそうです。「韓国の警察が盗撮を取り締まるため、スマホにステッカーを貼るように求める」というタイトルが印象的だったので読み進めましたが、韓国では隠しカメラにしろスマホにしろ、日常生活で相手の同意なく撮影をする行為が社会問題化しており、女性を中心に大規模な抗議デモが行われています。

Police in South Korea Want People to Put Stickers on Their Phones to Curb Spycam Porn

Thousands of women in South Korea have protested spycam porn in the region—in which obscured cameras are installed to nonconsensually record women in intimate places—and now police are asking people to put camera protectors on their phones.

訳:韓国で数万人の女性が、公共の場で同意なく撮影される盗撮ポルノに抗議。警察はスマホにカメラプロテクターを装着するように求める。

photo: PAKUTASO

韓国で社会問題化する盗撮

たまたまGIZMODEの英語版サイトで目にしましたが、韓国でここまで盗撮が横行しているとは知りませんでした。日本では一般のニュースで見かけませんが、旅行者の注意を促す必要がありそうです。英語サイトでは警察当局が5万個のカメラプロテクターを配布したとあり、文脈からおそくらくスマホで撮影できないようにするツールだと思うのですが、盗撮対策としてはあまりピンときません。もしかしたら、スパイアプリからの自己防御策なのかもしれません。

とにかく韓国ではそれほど盗撮が横行しています。探せば日本語サイトでもニュースが見つかります。

韓国で流行する盗撮ポルノ、高まる懸念と進まない対策

初めて韓国の盗撮カメラについて聞いた時のことを覚えている。ソウルに到着して間もない頃だ。友人とサイクリングをしていて、私は漢江沿いの公衆トイレに走っていった。私が走ってトイレに入ろうとすると、「カメラが中にないかどうか確認して」と友人が叫んだ。私は振り返って笑った。でも、友人は冗談を言ったのではなかった。たくさんの女性が、韓国で公衆トイレに入るときに最初にすることは、のぞき穴や隠しカメラがないか確認することだと語った。万が一の用心だ。この国が、盗撮ポルノ流行と呼ばれる現象の真っただ中にあるからだ。

トイレに入るときにカメラの有無を確認する必要があるとは、相当数のカメラがあらゆる場所に仕掛けられているのでしょう。ぼくが出張で頻繁に韓国を訪れていた10年前はそんな話は聞いたことがなく、高性能カメラの小型化・低コスト化が進んだここ数年で顕在化してきた問題なのでしょう。

さすがに政府も公共の場のカメラ撤去に乗り出し、頻繁に実施することで公共の場のトイレは「クリーンゾーン」になるといいますが、完璧に取り除くのは難しいのではないでしょうか。被害者は女性だけでなく、男性が対象になる場合もあるそうです。日本政府は、韓国の渡航者にこのようなリスクを発信すべきだと思います。

日常にあふれる盗撮リスク

盗撮されるリスクは、韓国だけの問題ではありません。インバウントの増加を国の政策として進めていますが、盗撮など犯罪目的で訪日する可能性も考慮する必要があります。また、民泊を経営する日本人が韓国人観光客を盗撮する事件もありました。しかも盗撮を禁止する民泊法はなく、「防犯目的」と言い訳もできるといいますから、韓国人のモラルの低さを笑えないのが悲しいところです。

また、近親者や好意を寄せる人の監視目的などで相手のスマホにスパイアプリをインストールしたり、充電器などにカモフラージュして巧妙にカメラを仕掛けたりするなど、盗撮する目的は多様化し、方法は巧妙化しています。確かに防犯対策になるカメラですが、犯罪のために利用するハードルが下がっているのも事実です。盗撮されない確実な対策はなく、他人にスマホを貸さない、自宅で他人を一人にしない、部屋を常に片づけ不審なモノの存在に気づくようにするなど、隙があれば盗撮されるという可能性を考えながら生活するしかないのかもしれません。もしくは、プライバシーがさらされてもまったく気にしないとか( 一一)

まとめ

冒頭の記事を最後まで読むと、カメラにステッカーやカメラプロテクターを貼るように求めるキャンペーンは、盗撮が犯罪であることを周知することが目的のキャンペーンだそうです。そして、そのようなキャンペーンは盗撮を撲滅する根本的な解決法にはならない。盗撮は、街中でスマホを使って勝手に人を撮影するケースは少なく、バス、タクシー、プール、スーパーマーケット、トイレなどに設置した隠しカメラで行われるからだとも。そりゃそうでしょう。撲滅、または被害の拡大を止めるためには、法の整備と厳しい取り締まりしかいまのところ有効な手段はないのではないでしょうか。盗撮やプライバシーの侵害は、テクノロジーの進化が社会生活を不便にする代表的なネガティブインパクトですね。