再生エネルギーの救世主となるか?日本がけん引する水上メガソーラー

世界の100カ所の大規模水上太陽光(水上メガソーラー)発電所のうち、73カ所が日本あるそうです。環境意識の高まりから注目を集める水上メガソーラーは、なぜ日本が世界をリードしているのでしょう?

世界の水上メガソーラーの累積容量は246MW以上に達し、その内50%以上が日本で発電されています。日本以外には、中国、台湾、韓国、イギリスで設置が進んでいます。

日本最大級の水上メガソーラーは、千葉県山倉ダムにある山倉水上メガソーラー発電所です。合計で5万枚を超える太陽光パネルを水面に浮かべ、発電能力は13.7MW(メガワット)に達します。一般家庭5000世帯に電力を供給可能で、年間8000メトリックトンのCO2削減に貢献するといいます。

日本の水上メガソーラー施設の、約半数が兵庫に設置されています。パネルは貯水池、ため池、ダム、湖などに設置され、兵庫県のため池の数は約4万で日本一です。

水上メガソーラーのメリットとして、水の冷却効果で16%の発電効率アップ、僻地でないため送電線へのアクセスが近い、水の蒸発を抑え、魚に有害な藻の繁殖を防ぐなどがあげられます。デメリットとしては、水質や災害に耐える強度、自然に悪影響を与えない材質などの要求の高さになります。

地上のメガソーラー発電所は、広大な土地には限りがあり地形の制約も大きく、また土地の取得や賃貸などのため発電コスト的にメリットが小さくなりがちです。これまで活用されてこなかった広大な水面を安く有効利用することで、それらのデメリットを克服できる水上メガソーラーの将来性に期待したいです。