温暖化でサンゴが消滅の危機。人類は主要な食糧源を失うことに

ぼくがオーストラリアのグレートバリアリーフで、ダイビングを楽しんでいたのは約20年前。あの時から、ずいぶんと景色は変わってしまったのでしょう。この30年で、地球上のサンゴの約5割が失われたといいます。もし、地球上からすべてのサンゴが消滅したら何が起きるのでしょう?

現在私たちは、歴史上最も最悪のサンゴ白化現象に直面しています。サンゴ礁には色とりどりの生命で溢れていますが、今、まさに消滅の危機に瀕しているのです。もし、このままサンゴが消滅してしまうと、恐ろしい結果を引き起こすことになります。

サンゴ礁の占める割合は海底の1%未満ですが、海に生息する生物の4分の1の重要なエコシステムを提供します。そのひとつがウミウシの一種で、特定の抗がん性化合物の重要な成分にもなります。陸上のエコサイクルからより、海のエコサイクルから300~400倍の薬を発見できるという試算もあります

5億人以上の人たちは、食べ物や仕事においてサンゴに頼っています。世界中のプロテインの約5分の1は、シーフードから得られます。ひと一人は、年間で平均約23kgのシーフードを食しています。また、米国の漁業は約150万人の仕事を支えています。

サンゴが消滅すると、数十億の海の生物が影響を受けます。数百万人が重要な食糧源を失い、経済にも悪影響を及ぼします。

サンゴ礁は、数百カ国以上の国や地域で観光客を集めます。観光客はダイビングなどで数十億ドルを消費しており、サンゴが消滅することで、観光地の収入は9%(360億ドル分)以上落ち込むと試算されます。

さらにサンゴ礁は沿岸の防波堤として機能し、97%も波の強さを弱め2億人以上を守っています。同程度の人口堤防を建設するためには、1マイルに付き250万ドル以上必要です。 

海の温度上昇や汚染がサンゴのストレスを高め、わずか数カ月でサンゴのエコシステムを破壊してしまいます。米国カリブ海の半分のサンゴは、2005年の白化現象で消滅してしまいました。人工的に海水温度は下げられません。このまま温暖化が進むと、地球上のすべてのサンゴが消滅してしまいます。

まとめ

やはりサンゴの消滅を防ぐためには、温暖化や環境汚染対策しかないようです。以前破壊が、人類に影響を及ぼすこと確実です。ひとりひとりが、何をすべきかを真剣に考えることが求められています。