とりあえず、「れいわ新選組」代表山本太郎氏の政見放送を見ましょう

まさか自分が、山本太郎氏に一票を投じるかもしれないなんて想像していませんでした。『ダンス甲子園』で「メロリンQー」と叫んでいた山本太郎氏を、当時から好意的な目で見ていたことはありませんでした。

タレントから政治家に転向後も、福島第一原発事故後の「放射能騒ぎ」や中核派との関係など、政治家として認めたくない思いが強まるばかりでした。しかし、れいわ新選組代表の政見放送を見てしまえば、彼に対する認識を変えざるを得ません。

まず、選挙制度を利用した奇策に度肝を抜かれました。今回の選挙から比例代表で導入される特定枠ルールは、党内で優先的に議員になれるシステムです。その特定枠に、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のふなごやすひこ氏と、重度障がい者の木村英子氏を指名したのです。

700人以上いる国会議員には重度の障がい者はおらず、そのためのバリアフリー化もできていません。障害者自らが自分たちに関係する法律作りに参加し、さらに国会のバリアフリー化も進められるという名目で意義のあることだと思います。

山本太郎氏自身は比例の3番候補になっており、同氏か「れいわ新選組」に100万票集まればふなご氏が国会議員になり、さらに200万票集まれば木村氏が国会議員になります。山本太郎が再選するには、300万票必要になります。まずは、 特定枠の二人が当選した後でないと、山本氏は国会議員になれないのです。まさに捨て身の作戦です。

れいわ新選組の経済政策は、以下のように他のどの党よりも庶民のことを第一に考えたものです。

・ 消費税は廃止。財源は、消費税を導入する前の税制に戻すことで確保します。所得税の最高税率を上げ、累進性を強化します。さらに法人税への累進性の導入、分離課税と大企業優遇の廃止など。

・ 全国一律最低賃金を1500円にし、政府が補償する

・ 奨学金徳政令

・ 介護士、 保育士、 非常勤公務員などを正規の公務員にする

まとめ

「そんなのできるわけない」なんて思わないでください。いずれも「お金」があれば解決することですし、過度なインフレを招かなければ日本政府はいくらでもお金を発行できます。山本氏はMMT(現代貨幣理論)の理解者です。それでも、どうしても財源が必要であれば、山本氏の主張するように税制を変えれば良く、同調する政治家を当選させればいいのです。

選挙で社会システムは変えられます。海外では政権交代が頻繁に起きており、ポピュリズム政権と揶揄されますが、要は国民の声を反映した政権が誕生しているのです。日本では、約40%が選挙に行っていません。これまで選挙権を放棄していた人たちが、こんな社会を実現したいと思えるような政治家・政党に投票すれば、社会を大きく変える大きな力になるのです。