脳への指令に抗える強い精神力がダイエットの成否を分ける

昨夜放送の『背徳の夜食』を観ました。「こってりラーメン」への欲求は肌身に染みて理解できます。あの欲求には決して抗うことはできません。食べる前の葛藤と食事中の幸福感、完食後の後悔がコミカルに描かれて面白かったです。

たまに沸き起こる背油への欲求は、もしかしたら脳への指令なのかもしれません。そうなると、もはや理性では抵抗できないでしょう。その辺りに、急激なダイエットがリバウンドを招くなど、失敗する理由がありそうです。丁度よいタイミングで、ダイエットが引き起こす体への影響について解説したツイートがありましたので、訳してみます。

 

体重を落とすことが、体と脳に与える影響とは?

ダイエットを開始して一週間は、健康食に変えることによる減量はうまくいき、簡単だとさえ思えてきます。しかしその後、代謝が調整されるに連れ、これまでのようにカロリーが消費されなくなり、減量が難しくなります。さらに状況を悪くするのが、体脂肪が減るに連れ増加する食欲です。

食事の後、脂肪細胞はレプチンと呼ばれるホルモンを血管内に排出します。レプチンが増えると、脳に満腹感と食事を止めるようシグナルが送られます。しかし、ダイエットの結果脂肪の量が不足するとラプチンの排出量も減るため食欲を抑えることができなくなるのです。

体重を10%減らした肥満患者の脳をスキャンすると、ラプチンの減少を確認できます。その結果、脳の食欲を制御する領域の活動を活発にし、食欲を高めるだけでなく、脂肪が多く高カロリーの食事がしたくなります。脳が、ラプチンレベルをこれまでの水準まで高めようとするからです。

しかし、初期のピザやドーナツに対する食欲との戦いは、長い目で見れば価値のあるものになります。減量は、心臓病、高血圧症、高コレステロール、糖尿病のリスクを低減します。肥満症患者は、1ポンド(約454グラム)の減量で、膝への負荷を4ポンド(1814グラム)分減らせます。また、肥満の軽減により血管の緊張が解かれ、脳への血流が増え脳の活動を活発化します。減量手術を受けた人は、約3カ月で記憶、集中力、問題解決スキルの改善がみられるという研究もあります

さらに、減量に成功し、体重を9カ月維持した人の脳は、高カロリーの食事の写真に対し減量前とは違った反応を示すといいます。報酬、やる気、味覚を引き出す脳の領域の反応が弱まる一方で、自制を促す領域の活動が活性化します。初期に押し寄せる欲求に耐えられるかどうかで、ダイエットのその後の成否が分かれてくるのです。

まとめ

幸運にも標準体重を維持しており、ダイエットが必要だと感じたことはありません。それでも、たまに無性に「こってりラーメン」が食べたくなります。そんな時は、ラプチンが低下しているのかもしれません。そうなると、脳・体が欲するまま委ねた方が精神衛生上良いと判断し、背油たっぷりのスープに、高菜、ニンニクをぶち込んで幸せを噛みしめたいと思います。体重と、健康診断結果が許す限りは。