京アニ被害者実名報道に激怒するメンタリストDaiGo、そして自省

メンタリストDaiGoさんが、京都アニメーションの放火殺人事件の被害者全員が実名報道されたことに対し、激怒している動画が公開され話題になっています。

反応は概ね好意的ですが、ぼくは観ていて気分が悪くなり、最後までとても観ることができませんでした。DaiGoさんは母親をガンで亡くされ、「助けられなかった」自責の念があるそうです。京アニ被害者の遺族も同じような思いをしており、そんな中実名報道され、マスコミ関係者が被害者遺族に心ない取材を試みたり、報道をしたりすると決めつけ怒っているようです。

まずDaiGoさんが気持ち悪いと思ったのが、京アニ被害者の遺族の気持ちを代弁しているかのように語るところです。人の気持ちなんか分かるわけありません。一部の遺族は今でも実名報道を控えるよう要望していますが、8月2日には遺族の了承が得られたとして10人の身元が明らかにされていました。遺族の方でも、考え方が統一されている訳ではありません。

報道機関が京都府警に速やかな実名効果を求めていたことから、それに対し批判的な声も上がっていました。残る25人については、京都府警は発表時期を慎重に検討していました。そして「被害者のご遺族と実名公表に反対しておられる会社側の意向を丁寧に聞き取りつつ、葬儀の実施状況を考慮し、公表の方法とタイミングを慎重に検討を進めた結果」とし、公表にいたりました。そして、マスコミが犠牲者の実名を報道しました。一部の報道機関は、実名報道を控えたといいます。

DaiGoさんは以上の経緯を把握したうえで動画をアップしているのでしょうか?実名を公表した京都府警ではなく、マスコミのみ攻撃していることから恐らく知らないのでしょう。「【人の死を金としか考えないマスコミ】の正体」なんてタイトルを付けていますが、動画では事実関係の詳細な説明はなく、単に「被害者の意向を無視して実名を公開した」事実のみをもってマスコミを叩いてるだけです。せめて関連する記事を一通り読んでから、感情に任せるのではなく理論的に説明しないと説得力がありません。以下の記事ひとつでも読んでいたら、こんな動画はアップできるはずないと思います。

メンタリストDaiGoという人がどういう人か知りませんが、テレビにも出ていることから影響力があるのでしょう。そんな有名な人が、ほぼ憶測に基づきマスコミ関係者を攻撃するのはフェアではないと思います。それが許されるなら、こちらも「単にあなたは文春砲で、”メンタリストDaiGoが中学生を抱いた”ことを報じられたからマスコミが嫌いなんだろ」と、中学生と付き合っていた本人の事情を調べもせず憶測します。

まとめ

ぼくも憶測でマスゴミや財務省、政治家を攻撃することがあります。反省します。しかしその憶測は、日本国民が貧困に向かいつつあることから正しいことが証明されつつあるので勘弁してもらいたいとも考えています。

憶測ついでに、DaiGoさんはテレビから干される覚悟といいますが、タイミング的にネットに活動を移していこうと考え、そして、反論され辛いトピックでブチ切れる芸風で話題を集めるビジネスを展開する意向なのではないでしょうか?「(人の不幸を)金としか考えない」のはご自分なのでは?、と憶測します。