環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさんはなぜ嫌われるのか?

日本ではあまり話題になっていませんが、地球温暖化問題のアイコン的存在になりつつ少女がいます。スウェーデンの環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさんです。

ヨットで大西洋を横断する15日間にわたる4800キロの旅を終え、ニューヨークに到着しました。トゥーンベリさんは9月23日に開催される国連の気候サミットに出席し、12月にチリで行われる国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)にも参加する予定です。

トゥーンベリさんが学校を休んでスウェーデン議会の前で座り込みを行い注目を浴びたのは2018年8月なので、わずか1年でこれだけ注目される存在になるとは大したものです。自閉症の一種であるアスペルガー症候群を患っていことも、一層注目をされる要素になっています。ノーベル平和賞にもノミネートされているそうです。

そんなトゥーンベリさんですが、何かと批判の対象になっています。上記の報道の反応が如実にそれを物語っています。

「スタッフは飛行機で移動したんだよね。ノーベル平和賞にノミネートって何?」

「一人で飛行機で移動した場合のCO2発生量と、多くの関係者が関わったCO2の発生量とは本当は何方が多かったのだろう…?」

「排泄物を海に流していないだろうな」

なぜトゥーンベリさんは嫌われるのでしょう?そんな記事が掲載されています。

彼女の活動は、「学校スト」の段階から批判にさらされていました。

「授業をさぼっている」

「大人に操られている」

ヨットの横断に関しても、ビジネスマンでBrexitキャンペーンで有名なアーロン・バンクス氏が、「馬鹿げたヨット旅行はアクシデントに遭う」とツイートし、後に「ジョークだよ」と弁明しました。

彼女の活動は、特に保守系メディアや政治家から批判を浴びています。

それら批判に対し、環境問題の「否定」が批判に形を変え表れているとランカシャー大学のNigel Thomas教授は分析します。また、少女から脅迫されていると感じたり、子どもから「どうすべきか」指示されたくない、子どもがそんな活動をすべきではないと感じているのでは、と指摘する専門家もいます。

欧州の国々でも環境問題の意識に差があり、例えばスウェーデンでは48%が最優先課題だと考える一方、ギリシャでは6%にとどまります。破綻後、経済が低迷し失業率が高いギリシャは、環境より経済が重要と考えているのでしょう。確かに、自分たちの生活が一杯一杯なのに、環境のことまで心配していられません。

「裕福な子どもの道楽だろ」が、多くの一般的な意見なのかもしれません。

まとめ

個人的にはどうなのかといえば、彼女の活動にほとんど関心はありません。CO2悪玉論には懐疑的な見方をしているので、彼女の活動が誤ったメッセージを送っている可能性があるとさえ感じます。環境破壊や温暖化は現実の問題でしょうが、根本原因を間違うと活動家の運動が逆に環境破壊を招くことになります。

志は立派ですが、活動が自己の権威を高めるため、またはビジネスのためになってしまわないか懸念しています。今回の報道を見ても、ヨットで大西洋を横断するのにどれだけスポンサーがついたのか疑問に思います。「環境保護意識を高めるため」と言われればそうなのでしょうが、今の段階では素直に応援する気になれないのが正直なところです。