オールドメディアより悪質?インフルエンサーのビジネス手法

ここ数日、メンタリストDaiGoさんが頭から離れません。完全にDaiGoさんのビジネス戦略の勝ちです。

ぼくがDaiGoさんを知ったのは、彼が京アニ被害者の実名報道を批判した動画を観たからです。それまでは名前は聞いたことありますが、まったくどのような人物か知りませんでした。たまたまツイッターで観た彼の動画は独善的に感じ、とても最後まで観ることができませんでした。しかし、何故そのように感じたのかを分析するうち、DaiGoさんが嫌いだけど気になる存在になってきたのです。

ぼくがDaiGoさんを不審に思うのは、京アニ被害者遺族の気持ちを代弁する体で、アクセスを稼ぐ戦略が透けて見えたからです。その後の動画の展開が、それが正しかったことをほぼ証明しているのではないでしょうか。

まず、実名報道でマスコミを叩き注目を集める→その後の動画でテレビ局から出演依頼があったと報告→その後の動画で、圧力で出演が取り消されたと報告する。完全に実名報道を利用したストーリー狙いです。実名報道批判で初めてDaiGoさんの動画を観た人たちは、その後の流れが気になり動画を連続して観るようになり、さらにマスコミに対する不信感を募らせるとともにDaiGoさんの思考に染まっていくことになります。その一部の人たちは、DaiGoさんの有料ニコニコ動画に確実にアクセスするというビジネスモデルです。

『京アニ実名報道【人の死を金としか考えないマスコミ】の正体を解説【NHKも新聞もグル】』を公開したのが8月27日で、既に再生回数は500近くになっています。8月16日に公開した『N国党の崎陽軒【不買運動の真の狙い】を心理学的に考察してみた』では、N国党代表立花氏の世間から注目を集める手法を解説しています。とても的を射た指摘で、つい続きの有料動画も観たくなる質の高いものです。

恐らくDaiGoさんは、京アニ被害者を利用することに罪悪感はないのでしょう。これらの動画を観て思うのは、違法でない限りアクセス数を稼ぐために何をしてもいいと考えているということです。

DaiGoさんは、自分がアクセスを稼ぐ手法を心理学的に把握していることを隠しませんし、赤裸々に語る姿は清いとさえ感じさせます。そんなDaiGoさんが、アクセスを稼ぐためにどんな動画を流せばよいかを考えないわけがありません。DaiGoさんは言います、発信内容に対する賛否は関係ない。アクセスを集めた時点で勝ちなのだと。実名報道の批判動画に賛同した多くの人たち、DaiGoさんのビジネスの一環だと不審に感じた少数の人たち、そのすべてが彼のビジネスに乗せられてしまっているのです。

乗せられついでにもう少し彼について分析し、その後は距離をとっていきたいと思っています。オールドメディアも褒められたものではありませんが、ネットメディアはもっと高いリスクが潜んでいるのでは、と感じます。