安倍政権は緊縮路線。国民負担増を容認する政府忖度メディア

ネットメディアの一方的な論調にも嫌気が差しますが、オールドメディアのお家芸「国の借金がー」にもうんざりします。

予算の概算要求が出る度に繰り返される「止まらぬ膨張」報道。きっとひな形が用意されていて、記者は毎年数字だけを変えて報じているのでしょう。

間違った「財政健全化が善」を前提にした記事なので、すべての項目に渡り訂正しなければならない最悪な出来になっています。疲れるのでさわりだけ突っ込んでおきます。

「2020年度当初予算の概算要求は、社会保障費や防衛費が増額要求となり、一般会計の総額で105兆円程度に膨らんだ。」

→ 「膨らむ」って何?増えるのは当然です。減らしている国があるのでしょうか?

「年末に向けた予算編成で財務省は査定を通じて総額の圧縮を目指すが、」

→ 必要だから要求してるんでしょ。なんで圧縮ありきなの?

「米中貿易戦争を受けた景気失速懸念もあり、調整は今年も難航が必至だ。」

→ 何で米中頼みなの?外需がダメなら内需を盛り上げないと。このタイミングで政府支出を削ると、国内景気が落ち込みますよ。

「歳出圧力の高まりで予算膨張に歯止めがかからず、財政再建が一段と遠のく恐れがある。」

→ (GDP比で)予算膨張してないですよ。むしろ緊縮。このタイミングでなぜ「財政再建」が必要?


source: tradingeconomics.com

まとめ

まあ、こんな具合です。「政府支出が膨張」「財政再建がー」と相変わらずの現実から外れた報道ぶりです。それでいて、負担が減り続けている法人税には一言も触れません。要は、消費増税、社会保障、公共事業削減で国民の負担を増やすけど仕方がないよね、と言いたいのです。一方で、企業は負担減、政府関係者の予算はしっかり確保します。弱者や一般国民に厳しい大企業や政府を、メディアまで容認していることを証明しているおぞましい記事なのです。