数分間の運動でも健康に効果がある。英国の新たなガイドラインが指摘

英国で、健康維持のための運動の有効性が見直されてつつあるそうです。

以下、要約です。

英国の最高医療責任者は、「例えば階段を駆け上がるだけでも健康に効果がある」と指摘します。英国のガイドラインでは「運動の効果は10分以上継続しないと出ない」と示されていましたが、「数分間の運動でも効果はある」と改められました。成人では週150分の適度運動、もしくは75分の激しい運動が推奨されており、階段を一気に駆け上がるだけでも運動量に貢献することが示されました。

レポートでは、成人は極力座って過ごすことを避け、ガーデンイングや重い買い物袋を運ぶ、エアロビクスをするなど、週に2回は筋力を使う活動に従事するよう繰り返し指摘します。

英国の最高医療責任者Dame Sally Davies教授は、「臨床医の間では、運動の効果が過小評価されてきました。運動はお金をかけることなく、健康にとってさまざまな効果があります」と述べます。筋力強化の重要性は度々見過ごされてきました。「忘れられたガイドラインになってしまっていたのです」と同教授は言います。運動は、年齢とともに自然に衰える筋力や減少する骨密度のペースを遅くする効果があります。

高齢者の転倒リスクは、週に2回のボーリングや太極拳でバランス感覚や筋肉の動きの協調を鍛えることで低減できます。また、成人には障害者も初めて含まれ、週に150分の適度な運動と週に2回の筋力強化とバランス運動が改めて推奨されています。これまで運動は避けるべきと考えられてきた障害者や、妊娠中・後の女性も成人と同様の適度な運動をすべきとしたのが今回のガイドラインの特徴です。

まとめ

社会人にとって、普段の生活で運動をする時間を確保するのが難しいのが実情ではないでしょうか。記事でも指摘するように、階段を上がる時など、日常の行動を利用して運動につなげるのは良いアイデアですね。

健康維持に関するさまざまな情報が飛び交いますが、もっとも基本となるのが運動なのかもしれません。年齢とともに骨や筋力が衰え、転倒して骨折でもしてしまえば、日常生活どころではありませんから。