イメージ先行の環境問題の認識に危惧。CO2排出削減対策がゴミ問題を生む

小泉進次郎氏が環境大臣に就任し、訪問先のニューヨークでステーキを食べたり、気候変動の取り組みはセクシーであるべきと発言したり、にわかに環境問題が盛り上がってきました。小泉氏の言動には何かメッセージがある可能性もありますが、単なる天然なのかもしれません。

そして、世界各地で起きている地球温暖化対策を求めるデモの火付け役として大活躍のスウェーデン人の環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)も、怒りの国連演説で一段と名声を高めるのに成功しています。彼女の動画を観て、不謹慎かもしれませんが「炎上商法か」と感じてしまいました。ぼくの心が汚れているせいでしょうか?少し心配しています。でも、そう思っている人は意外と多く、ツイッターやヤフコメでの反応を見る限り、彼女への厳しい意見が多くを占めているに感じました。

これら一連の流れを観て感じたのは、どれもこれもイメージ先行の報道であるということです。「小泉大臣が何をして、何を言ったか」とか、「トゥンベリさんが演説で怒りをぶちまけた」とか。本質はそこじゃないですよね。報道が本来伝えなければならないのは、小泉大臣がこれからどのような活動をしていくのか、温暖化を止めるために何をする必要があるのか、といったことのはずです。もちろん新聞やネットで調べれば、もっと突っ込んだ内容も出てきますが、そんなことは多くの人にとって興味がないのではと感じてしまいます。そんな世論に、トゥンベリさんが怒りを感じているのかもしれません。

しかし、「本当に人為的なCO2排出が温暖化の原因なのか」というさらに大きなテーマになると、もはや一般の人には手の付けられない問題になってしまいます。このテーマを解決しないことには、今盛り上がっている温暖化問題がタダのから騒ぎになってしまいます。単なるから騒ぎどころか、その間違った認識が環境悪化を加速するといった弊害を起こしている可能性もあります。

CO2排出を削減するために進められるリサイクルが、環境を汚している実態は近年明らかになりつつあります。先進国でリサイクルの名目で集められていたプラごみの多くは実際にはリサイクルされておらず、発展途上国に原料として輸出されていました。最大の輸出先の中国では、リサイクルの過程で排出される廃液で環境破壊が深刻化したため受け入れをストップしました。また、他の発展途上国の輸出先でも適切に処理されているのかは疑わしいものです。

まとめ

地球温暖化や環境問題は、複雑な要因が絡みあい、簡単に理解できるようなものではありません。以下の写真はFacebookで、「温暖化デモの後に残ったゴミ」としてバズったものです。

実はデモとは無関係のフェイクだったことが判明しますが、温暖化対策がプラごみによる環境破壊を加速している現実を表している象徴的な写真だと感じました。