ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁がMMTを検討すべきと言及
ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁が、MMTを検討すべきと言及しました。
Mario Draghi said the ECB's should be open to new ideas like MMT https://t.co/tsUSD354Xz
— Bloomberg (@business) September 23, 2019
ドラギ総裁は、運営審議会(Governing Council)はMMT(現代貨幣理論)といったアイデアにもオープンであるべきと発言しました。欧州議会議員から、ヘリマネなど格差是正対策についての質問に対し答えたものです。
総裁は、MMTや元アメリカ連邦準備理事会副議長でドラギ総裁のアドバイザー、スタンレー・フィッシャー氏の報告書について言及しました。フィッシャー氏の報告書には、「中央銀行は、パブリックの手元やプライベートセクターの消費者に直接お金を配るべき」と提案していたそうです。
「それらのアイデアは新しく、これまで審議会で話し合われてこなかった。まだテストされていないが、検討はすべきだ」とドラギ総裁は述べています。さらに、「それらの手法はお金をどこに分配するかの決定に大きく頼っており、金融政策とは別のアプローチになる。このような財政政策は中央銀行ではなく政府の判断が必要で、政治的ガバナンスの問題として扱うべきだ」と語りました。
まとめ
黒田日銀総裁、安倍首相、麻生財務大臣聞いていますか?世界的な低金利、低インフレの今、どのように消費者にお金を届けるのかが重要な課題になっています。消費者からどうやってお金を奪うか、ではありません。MMTを異端と一蹴してきた為政者、経済学者たち。今のうちにこっそりと「反緊縮」に舵を切らないと後で恥をかきますよ!
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