佐野SAストライキ騒動がとりあえず終結。約60人の従業員が職場復帰

佐野SAで繰り広げられていたストライキ騒動が、約60人の従業員が職場復帰することで大きな節目を迎えています。経営陣の退陣を求めストライキを主導していた総務部長の加藤正樹氏が、ツイッターで状況を逐一報告することで正確な一次情報が誰でも見られる珍しいケースでもありました。

一時は従業員の再就職先を探すなど苦しい状況にありましたが、粘り強い加藤氏の交渉と従業員の結束で、従業員の復帰とともに岸社長の退任という会社側の譲歩を引き出しました。加藤氏も職場復帰する予定だといいます。

その加藤氏が「事件の本質(概略)が、読みやすくまとまってます。」と評価している現代ビジネス記事なので、一読するとストライキに至った本当の経緯が理解できると思います。

読んでいた腹が立ったのが、ケイセイ・フーズの岸社長のワンマン経営ぶり。ストライキの発端も、同じく岸氏が社長を務める片柳建設の乱脈経営にありました。どう改善するか岸社長と話し合った加藤氏は、8月13日、激しいやり取りの末、解雇を告げられます。そして従業員たちが選んだのは、会社ではなく加藤氏とストライキをするという決断です。それだけ会社への不満が鬱積していたといいます。

ここで岸社長が折れればここまで泥沼化しなかったのでしょうが、ケイセイ・フーズ側、加藤氏側とも消耗戦に入ります。ケイセイ・フーズ側は岸社長を巡る不明瞭な資金の流れが顕在化しつつあり、加藤氏は闘争資金が底を突きつつあり、どちらも追い込まれていました。遂に、トラブルの長期化を恐れたのか、ケイセイ・フーズがSA運営を丸投げしていたレストラン運営会社が手を引いたことで、加藤氏側の条件を飲む形で決着が図られました。

まとめ

日本の会社員の多くが、岸社長のようなワンマン経営に苦しんでいます。今ぼくが勤めている会社でも、社長の息子(取締役)が改善と称して現場に介入し大混乱しています。昨日も、数少ない20代の社員から退職すると聞かされました。

多くのワンマン経営の企業では、社員たちの不満が鬱積しています。不満を告げようものなら、会社で居場所がなくなるばかりか、最悪の場合退職に追い込まれることも珍しくありません。加藤氏の乱のように、希望に叶う形での決着は稀でしょう。日本経済の低迷は、利益最優先で社員のことを蔑ろにする経営者にも大きな責任があると思います。