結局エイリアンはいるの?冬眠して宇宙侵略の機会を伺っている可能性も

映画『アド・アストラ』は、海王星で行方が分からなくなっていた父を息子が探す物語です。父は太陽系外有人探査計画(リマ計画)の司令官をしていて、約30年前に音信不通になった後も地球外知的生命体の探索を続けていました。

その結果行き着いたのが、「エイリアンはいない」というものでした。その存在を信じて、人生のすべてをかけてきた父の落胆は相当なものだったのでしょう。その姿を見て、父を追うのを止め、自分で新たな人生を切り開く決断をする息子の物語です。

エイリアンをテーマにした作品は数知れず作られており、本当にその存在を信じている人も多いと思います。しかし、エイリアンの存在を示す有力な情報は見つかっていません。何故エイリアンの存在だけでなく、ヒントさえ見つからないのか?その理由を解説した動画があったので、要約してみたいと思います。

 

数千億の惑星がある私たちの銀河系のどこかに、知的生命体が存在する可能性があります。しかし、さまざまな努力にもかかわらず、私たちは宇宙人の発見に至っていません。

科学者の主張には昔から、エイリアンはそもそも存在しない、もしくは近くにはいないというものがあります。一方で、証拠が蓄積するにつれ別の可能性を模索する専門家も増えています。

2017年オックスフォード大学のチームは、Aestivation hypothesis(冬眠仮説)を唱えました。この仮説は、クマが冬眠するように、エイリアンも長い冬眠状態にあるというものです。高度な文明は機械化、デジタル社会化が進み、人の想像を超えた機能が働くことになります。

そこで問題になるのが冷却で、システムのプロセスは冷却する程効率化します。そのためエイリアンは、宇宙が膨張して冷却化が加速するまで数兆年間冬眠しているというものです。その時がきたら、超高度化したエイリアン文明が宇宙を征服する活動を開始するのかもしれません。

次は、2016年に提唱されたのはガイアのボトルネック仮説(Gaian Bottleneck Hypothesis)です。

10億年と若く、岩でできた惑星は気候変動が激しく、極端な寒冷化、温暖化になるため生命が存在できません。金星、地球、火星では、40億年前には生命体が生存できる条件が揃っており、単純微生物がいた可能性があります。しかし現在、地球上の生命しか生き残っていません。

ボトルネック仮説によると地球の初期の生物は急速に発達し、酸素などのガスを一気に排出したため気候が安定したといいます。しかしそんな好条件が整うことは稀で、私たちが地球外生命体を見つけられないのは、既にそれらが絶滅しているからなのかもしれません。

<後略>

まとめ

宇宙誕生の起源となったビッグバンが起きたのは138億年前、地球が誕生したのは46億年前といわれています。宇宙の時間軸では、人類が高度な文明を築いたのはわずか一瞬の出来事でしかありません。現段階で確認できる地球外生命がいなくても、長い宇宙の歴史ではいた可能性は高いと思います。

それが高度な文明だったとしても、不思議ではありません。そんな生命と遭遇できるの確率は天文学的に低く、宇宙人に侵略される心配をするのは杞憂でしょう。それより、生きている間に月旅行に行ける可能性を考えていた方が夢があるかもしれませんね。