現実逃避でネトフリ廃人に。正気を保つのが難しい時代に

社会問題化している「ネトフリ廃人」。ぼくもほぼそのレベルに達しようとしているのかもしれません。Netflixの動画視聴を最優先している訳ではありませんが、時間さえあればスマホで何かを視聴しています。ちなみに今はアニメ『バキ』が流れています。

すっかり時事関連への関心が薄れてしまい、最近のブログ投稿と言えばほぼエンターテイメント系になってしまっています。ありもしない「国の借金」に縛られ、ダイナミズムを失ったつまらない政治に嫌気が差し現実逃避しているのかもしれません。それでも荒唐無稽な内容のアニメや映画でさえ、幾ばくかは実社会を反映しています。

例えばアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』は、近未来のあり得そうな社会を描いています。西暦2112年の日本では、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測が可能な「シビュラシステム」が導入され、その数値がサイコパスと呼ばれています。人々はサイコパスを指標に生きており、犯罪に関しての数値「犯罪係数」が規定値を超えれば犯罪を犯していなくても「潜在犯」として裁かれます。どこまで潜在的な犯罪を抑えるのかいつの時代でも大きなテーマで、犯罪を犯す可能性だけで逮捕される未来は妙に説得力があります。

そして、どう評価していいのは悩むのが今観ている『バキ』。人気格闘漫画『グラップラー刃牙』の続編で、ただひたすら「地上最強は誰か」を決めるための戦いを繰り広げます。そこに社会性はまったく反映されず、「格闘」のエンターテイメントにこだわった作品に好感が持てます。あまりにも人間離れしたキャラクターや戦い方が個人的には受け入れ難いのですが、日本のアニメコンテンツの多様性に感嘆してしまいます。

しかし『PSYCHO-PASS サイコパス』や『バキ』だけでなく、Netflixの動画には暴力や死の描写がふんだんに描かれています。ネトフリ廃人となり、常に暴力的な描写に触れることで人のサイコパスに与える影響が心配になります。かといって実社会でも、にわかには信じがたい教職者による暴力事件などが起きています。正気を保つのが難しい時代になったもので、本当にシビュラシステムが必要なのかもしれません。「自分は正気だ」と確信を持っている人ほど危ういものです。