2020年は正しい「お金」の知識が広がる年でありますように

昨日、MMT(現代貨幣理論)関連の書籍を読んでいる須藤元気議員に期待したいとの記事を書きました。その須藤氏に対し、Twitterでひどいバッシングが行われています。文脈を読めない勘違いした人たちによって。。。

中でも酷いのが、沖縄の保守的な思想を持っているらしい依田啓示氏からのツイート。保守系メディアにも出ている、それなりに影響力のある人のようです。そんな人から、次のようなレベルの低い言葉が飛び出すのは残念に思います。

アホとしか思えない!さすが立憲クオリティー! ← ただの罵倒

「貨幣」と言うものは「紙や金属」そのものに価値があるのではなく、私達の先人達が築き上げてきた「信用」であり「国力」です。 ← 須藤氏が言いたいこともそのことです。

ドル、ユーロに匹敵する「円」が額面の2%だって? ← 「1万円の一枚発行コストは20円」と言っています。あなたの勘違いです。

この人は「人民元野郎」か? ← 意味不明な罵倒

依田啓示氏は、立憲民主党に恨みでもあるのでしょうか?意図的に須藤氏のツイートを曲解し、立憲議員の同氏を貶める意図があるのではとさえ勘ぐりたくなるなるようなひどいバッシングです。例え自分とは違う意見の持ち主であっても、大人であればもっと言い方があるだろうに。

ちなみにこのような、議論において対抗する者の意見を正しく引用しなかったり、歪められた内容に基づいて反論したりする論法を「ストローマン手法」や「藁人形論法」といいます。Twitterでは、相手を貶めるために乱用されている手法です。

須藤氏のツイートに対しては、「1万円札というのはただの紙切れ」が独り歩きして批判されているようです。ツイートの全文は以下の通りです。

1万円札というのはただの紙切れで、日本銀行が1万円と印字しているから価値があるに過ぎないんですね。因みに1万円の一枚発行コストは20円だそうです。血税を絞りとって返済する必要は必ずしもない。ふむ。

個人的な見解ですが、須藤氏は感覚的に物事を理解するのに長けており、それを理論的に説明するのは苦手なような気がします。自分なりに須藤氏のツイートを解釈すると、「お金自体に価値があるとする商品貨幣論の否定と、日銀の借金である紙幣を返済するために、徴税もしくは金利引き上げをする必要はない」ということになります。

国債(政府の借金)も紙幣(日銀の借金)も同じ性質のもので、市場に出回り過ぎればインフレになります。適度なインフレは国民を豊かにしますが、過度なインフレは逆に苦しめます。そんな時、増税や金利の引き上げでお金を回収(借金返済)することでインフレ率を調整します。なので20年以上デフレに苦しむ日本は、無理に増税して政府の借金を減らす必要はない、ということになります。

このような話は多くの人にとって目から鱗ですが、MMTの本を一冊でも読めば理解できると思います。読んでない人が、読んで理解したであろう須藤氏の言葉足らず(笑)のツイートを誤解するのは当然かもしれません。来年こそは、正しい貨幣の知識がもっと広まることを期待しています。

本年も、この拙いブログを読んでいただきありがとうございました。みなさまにとって、2020年が良い年でありますように祈念いたします。