交通ルール・マナーを守れないドライバーをサポートするテクノロジー

2020年4月から販売される車へ、自動的にヘッドライトが点灯するオートライト機能の装備が義務化されます。日没時の安全性を確保するなどの目的です。また、2021年11月以降に発売される国産新型車には、自動ブレーキ機能の搭載が義務化されます。

ここ、広島県の田舎町では、年末に車が建物に突っ込む事故が相次ぎました。早朝に50代の女性がコンビニに突っ込んだ事故は、地元新聞に写真付きで報じられていました。その数日後も、そのコンビニからわずか数十メートルしか離れていないスーパーにも車が突っ込んだと会社の人から聞きました。さらに数日後、会社の近くの100均に行くと、店舗の一部がベニヤ板で囲まれていました。レジの人に聞くと、つい先日車に突っ込まれたそうです。今年だけで3回目だそうです。その隣の散髪屋では3年ほど前、ぼくが順番待ちをしていた時に、高齢の男性ドライバーが突っ込んできたことがあります。

これらの事故は、自動ブレーキ機能やアクセル・ブレーキ踏み間違い防止機能があれば防げるものです。幸いいずれの事故でも大きなけが人はありませんでしたが、いつ子どもが犠牲になるか分かりません。本来であれば、そのような初歩的なミスを犯す可能性のドライバーには運転を控えて欲しいのですが、現実的には難しいでしょう。やはりテクノロジーで解決できる事案は、政府が積極的に関与すべきだと思います。

一方で、自動ヘッドライトの点灯に関しては、「暗くなったらライトを点灯する」という初歩的な安全対策もできないドライバーが多いことを物語っています。昼間でも雨や曇り、霧などで視界が悪いときはライトを点灯して、周りに自分の車の存在を早く気付かせる。そんなこともできないドライバーがいるほど安全意識が欠如しています。

テクノロジーの発達が安全性を高めるのは歓迎したいのですが、一方でドライバーの劣化が進んでいる現実に複雑な気持ちがするのも正直なところです。