既に終っていた「異次元」の量的緩和。年間国債買い取り額は80兆から20兆円へ

日銀が、大規模な金融緩和策の維持を決定しました。

このような記事を読む度に、「大規模な金融緩和策の維持って何?」と思います。

日銀は21日までの2日間、金融政策を決める会合を開き、長期金利が0%程度で推移するよう大量の国債を買い入れ、短期金利はマイナス金利を続ける、今の大規模な金融緩和策の維持を賛成多数で決めました。

とありますが、大量の国債を買い入れる「量的緩和」は、既に終了しています。

日銀、「異次元」の国債購入終了 黒田緩和前の水準に

ピークで年80兆円買っていましたが、20兆円まで縮小しています。これを「大規模な金融緩和策の維持」と言えるのでしょうか?実情としては、政府のPB目標のため国債発行額が増えておらず、市場に出回る国債が減少しているため、買い入れしたくてもできないのだと思います。また、過度なマイナス金利による副作用を恐れて買い入れを減らしているとの報道もあります。

そもそも景気が低迷しているため資金需要がなく、10年国債金利は史上最低レベルで推移しています。地方はインフラ補修さえできないほど財源不足、かつ市場は国債を求めているのに、害にしかならないPB目標のため増発できない状況です。

超低金利、低インフレの今国債を増発する最高のタイミングのはずです。それを無視して、「(景気は)基調としては緩やかに拡大している」「大規模な金融緩和策を維持する」とし、「今後の動向を見極める」と言いながら何もしない日銀・政府が無能に見えて仕方ありません。