EU・IMF・財務省。国民生活より財政健全化が最優先

通貨の番人であるIMF(国際通貨基金)が、イタリアの財政赤字と政府債務残高に目を光らせています。

 

イタリアは2020年の財政赤字が対GDP比2.4%となり、目標の2.2%が達成できない見込みです。IMFは、イタリア経済は低迷してるため今後も財政赤字は膨らむと見ています。「政府債務残高は対GDP比で135%だぞ。2025年までに0.5%の黒字化にしろ」と忠告しています。

日本の財務省と全く同じ趣旨の緊縮アドバイスです。イタリアの経済成長率が0.5%と低迷するのも当然です。しかもイタリアはユーロ加盟国のため、自主的な金融政策がとれないばかりか、財政赤字を対GDP比で3%以内にしなければなりません。自主権を取り戻すためには、イギリスのようにEU離脱するしかありません。冒頭の記事のコメントにも、「Italexit(イタリアのEU離脱)がソリューションだ」との声があります。

イタリアとは違い、自国通貨を有する日本が同じようなPB目標を掲げているが意味不明です。日本の10年国債の金利はマイナス、イタリアでも1.0%まで低下してます。市場は国債(財政出動)を求めています。低インフレ、低金利、低成長の時に財政健全化すべきではない。そんな当たり前の声が大きくなるのは、いったいいつになるのでしょう?