結局「組織は腐る」のか?面倒な人間関係で硬直する社会

先日の駅伝大会では、Aさんから人間関係について相談されました。子どもをあるスポーツ団体に通わせているのですが、ある保護者Bさんから何故か嫌われていると。「もう面倒くさいから練習に行っていない」と。

ぼくはAさんBさんとも顔を合わせると雑談する仲で、Aさんの誠実さ、真面目さには一目置いています。一方Bさんと言えば、常に周りの人に対する不平不満を吐いており、正直苦手なタイプです。Bさんのようなタイプの人が一人いるだけで、真面目に練習したいBさんや子どもが気持ちよく通えなくなり、その組織全体が駄目なものになってしまいます。それはどの組織でも同じ事。

昨日は会社の事務所で、社長の息子(30代前半・部長)が親ほどの年齢の部下を叱っていました。詳しい事情は分かりませんが、「私は言いました。それをあなたが理解しようとしないからでしょう」と連呼しています。どうやら、部長の命令がうまく伝わっていなかったようです。直感的に、「相手に正確に伝えられなかった上司の問題だろ」と思いました。

立場の強い人が相手を叱責する時に使いがちな、「言っただろ」は本当に禁句にしてもらいだいです。ぼくも上司からよく言われます。こちらの立場から言わせてもらうと、「言ったかどうかは関係なく、伝わっていないことが問題」ということです。そんな事態を避けたければ、指示を文書化して相手に伝えた証拠を残すか、伝えたことが実際に行われているのか確認をすべきでしょう。上司の責任として。

強い立場の人は、自分の関わる業務でミスが起きた時はその責任を負うべきです。「俺は言ったのにお前がやらなかった」は体の良い逃げ口上でしかありません。そんな言葉を平気に口にしたり、自分の好き嫌いをあからさまに態度に表したりする人がいる組織は有害です。しかし、ぼくがこれまで属してきた組織はそんなのばかりで、そんな人たちが幅を利かせていました。「組織は腐る」はまさにその通りで、日本経済の弱体化の一因になっているのだと思います。