リスクオフのドル回帰で円安と債券安が加速。過剰な不安を煽る人たち

日本の長期金利が上昇しています。そこで出てくるのが、いつもの人たち。代表がこの人。

影響力のある人が、「金利上昇は止まらない」などと訴えれば信じる人も多いでしょう。藤巻氏は数十年に渡り「日本国債、円の暴落」を予測し外してきたオオカミ専門家です。そんな円売りポジショニングをとる人が、日本の国会議員を勤めていたのは悪いジョークのようです。落選して当然でしょう

「日本も親型コロナでバタバタ人が死ぬ」と訴え、多くの人が信じ過剰反応して社会が混乱しました。その混乱に乗じ、マスクなどを買い占め荒稼ぎする転売ヤーが問題化したのは記憶に新しいところです。日本の財政破綻論者は、社会の混乱に乗じて儲けようと目論んでいるとの疑念はあながち外れていないのではないでしょうか。

確かに長期金利は急上昇していますが、この10年の推移を見ると高い水準ではないことが分かります。大体、1%以下の過去最低水準のレンジに収まっているのに、「制御不能の上昇が始まる―」なんてよく言えたものです。

彼らはどうしても、「日本国債と円が信用を失っているから金利上昇、円安が進んでいる」とのドミナントストーリーを描きたいのでしょう。しかし実際は、世界経済減速の懸念から世界各国の投資資金が、ドルへ回帰する「現金化ステージ」が起きているとの見方が有力です。

日本の景気に海外投資家が悲観している状況は楽観視できませんが、財政破綻で一儲けを目論んでいる人たちが望むような、日本企業や国民による大規模な国債、円売りが起きる可能性は限りなくゼロに近いでしょう。