お家騒動に巻き込まれる。「空き家」は売れる時に売ってしまおう

ぼくの両親は地元から遠く離れて家を建てたため、近くに親戚関係がまったくいませんでした。また、両親の親が亡くなった時も、遺産相続で揉めたという話も聞いたことがありません。どちらもあっさりとした性格なので、「揉めるぐらいならいらんわ」と言ったのかもしれません。そんな血筋なので、ぼくも揉めるぐらいなら一歩引いてしまう性格です。でも、そんなこと言っていられないことになりました。

先日、妻の祖母が亡くなりました。祖母の遺産でもっとも大きなものが家で、色々な事情でまだ新しく、便利な立地にあります。相続人は嫁さんのお母さんだけで、住む人が居なくなったその家をどうすべきかで悩んでいます。本人も親族も売却には消極的で、何とか残したいと考えているようです。

残すにしてもどのようにすべきかで揉めており、できるだけ関わらないようにしていたぼくに話をまとめろとの指令が下りました。そこで渋々、家の相続について調べ始めました。調べて30分で、「売却すべき」と結論がでました。

まず、家は時間とともに資産価値が下がってしまいます。今は新しく立地もいいため、結構な値段が付くと思います。しかし10年後は分かりません。台所、風呂場、トイレなどは30年で更新時期がくるので、リフォームしないと買い手が付かない状況も考えられます。「売れる時が売り時」です。

日本はこれから「空き家問題」が深刻化します。国も対策をとっており、そのひとつが空き家売却による譲渡所得から3000万円を控除できる制度です。相続後3年以内の売却などの条件を満たせば、相続税を節約できるわけです。また、空き家の管理が不適切な場合、固定資産税の優遇が受けられなくなり3倍~6倍に増えてしまう空き家特措法もあります。

国は空き家を減らす方向に動いており、持っているだけで大きな負担になります。その負担は、後々嫁さんや妹、ぼく、子どもたちにのし掛かります。人ごとだと思っていましたが、「空き家」の間違った処分が将来のツケになることが分かりました。もう、売却しかありません。この意見が通るか分かりませんが、穏便にその方向に持って行けるように画策したいと思います。嫌な役割です。