ロックダウン効果の検証を。無策ではコロナ第二波で日本経済は壊滅的に

やっとここにきて、新型コロナの収束が見えてきました。正直広島県の片田舎に住む身としては、身近にリスクを感じることはほとんどありませんでした。それでもあらゆる会合やイベントが中止になり、店舗からはマスクやアルコールなど一部商品が入手できない状態が続きました。体温計の電池は結局生産が間に合わないとのことで、体温計の新品を購入することになりました。

新型コロナ感染者推移(NHKより)

緊急事態宣言が発令されたのが4月7日で、それ以降感染者が減少していることから効果があったように見えます。しかし、自粛の効果は2週間後から見え始めるとも言われており、だとすると発令した時点がピークだったとも言えそうです。まあ後になって、「あの時あーだったから効果がなかった」と言っても仕方ないので、この結果を受け入れるしかありません。それでも、今後の第二波に備えた検証は必要になります。自粛による影響でGDPが年率20%も減少との予測もあり、コロナより経済で死ぬ人が激増する懸念があります。新型コロナの発生の度にこんなことを繰り返していては、日本経済に壊滅的な被害が及んでしまいます。

欧米ではロックダウンの実施もむなしく、日本とは比較にならないほど感染者と死亡者を出しています。罰則を伴わない緩やかなロックダウンの日本で、これだけ感染者と死亡者を抑えられた理由は未だに疑問のままです。個人的には以前から高い公衆衛生意識が根付いていたことが、感染拡大を抑制していたのだと思います。なので今回の大規模な自粛は、過剰な処置だったと思っています。

総感染者が200人にも満たない広島県で、約2カ月も休校を実施することの妥当性をぜひ検証して欲しいと思います。もし必要なのであれば、リモート学習の整備を一刻も早く進めるべきです。今週になってGoogleのClassroomの利用が始まった広島県の取り組みは、遅過ぎると言わざるを得ません。リモート学習の整備は、コロナに関係なく進めるべきインフラであるとも思います。

緊急事態宣言が発令され、接触を最低でも7割、極力8割減が求められました。しかしその後と東京の通勤風景は、さほどの変化がなかったと言われています。でありながら、劇的に感染者数が激減したのは不可思議としか表現できません。一体何の根拠からそんな数字が出てきたのか。日本が、コロナ対策に成功しているのは間違いありません。しかし、経済への影響があまりにも大きすぎました。「自粛警察」という歪んだ人たちも量産してしまいました。9月以降の第二波に備え、何が間違いで何が正しかったのかを徹底的に解明する必要があります。くだらない政局に時間を費やしている場合ではありません。