まずいぞ日本経済。コロナの反動でもGDPの対前年比は-5.8%

7~9月期の実質GDPは、4~6月期に比べて5・0%増、年率21・4%増だそうです。何となく「順調に回復している」気がしませんか?実はまったく回復しておらず、記事にあるような「実額では感染拡大前の水準に及ばず」どころの話ではありません。

GDP成長率は、どの時期と比較するかで大きく印象が変わります。今回の報道では、前期比、コロナで大打撃があった期間と比較するものが多かったように思います。つまり以下のグラフになります。


source: tradingeconomics.com

5%の急回復だとの印象を持つ人もいるでしょう。「日本経済がリセッション脱却 7~9月期はプラス成長に」なんてBBCの報道もありました。でも記事をよく読むと、「しかしそれでも、今年度の日本経済は5.6%のマイナス成長となるとみられている」と書いてあります。ぜんぜんリセッションから脱却していないのです。

日本経済のヤバさは、前年の同期と比較した以下のグラフを見れば明らかです。


source: tradingeconomics.com

グラフからは、2019年の消費増税からマイナス成長していることが分かります。コロナで消費増税の影響が見えにくくなっていますが、その影響は決して軽くなかったはずです。いまいち深刻度が、マスコミの報道からは見えてきません。ぼくの住む田舎町でも、いまだに時短や休業を続けている企業があり、事業縮小や廃業の情報も入ってきます。すでに本格的な不景気に、片足を突っ込んでいるのではないでしょうか。