村越だったらあの件をどう判断した?事故か自殺かを調べる保険調査員『一応の推定』

2009年にWOWOWで放送されたドラマ『一応の推定』を観ました。一般の人にはあまり馴染みのない職業、保険調査員の仕事が良く分かる内容になっています。原作は広川純の小説で、保険調査会社に勤めていたことから内容も正確なものだと思います。

舞台は山形県の田舎町で、ある高齢男性が駅のホームから転落し、到着した列車に轢かれて亡くなります。男性には3千万円もの高額な傷害保険が3カ月前にかけられたばかり、しかも、重度の心臓病を患う孫娘の手術費用のためにお金が必要でした。そんな状況なので、保険金目当ての自殺の可能性が高く、保険調査事務所の村越(柄本明)に調査の依頼がきます。

タイトルの『一応の推定』とは、保険契約者が遺書を残さず自殺した場合、典型的な自殺の状況が説明されれば自殺だと認定されるという理論のことです。一応の推定が成立すれば、保険会社は保険金を支払う義務を生じない「無責」と判定され、支払うはずだった金額の何%かが保険調査員の報酬となります。

高額な報酬が魅力ではありますが、人の死と関わることからかなりのストレスがかかる大変な仕事だと思います。若いころのボクシングで培った忍耐力のある村越は、「保険の正義のため」にと中立的な立場でプロフェッショナルに仕事を進めます。

映画では、状況から一応の推定が成立する案件ですが、村越は直感的に事故の可能性を疑います。しかし調べる内に、死亡した男性と妻が、保険を掛けた後に事故死を装い、保険金をだまし取ろうとしていたことが判明します。結局は思いとどまりますが、益々自殺の可能性が強くなってしまいます。

最終的に村越の直感の正しさが証明されるわけですが、「死の真相」を突き詰める難しさが丁寧に描かれます。実際には、「出るはずの保険金がでなかった」、またはその逆のケースも多く発生しているのではないでしょうか。

で、今話題の小室家が頭をよぎるわけです。昨日も書いた通り、小室圭さんの父親は彼が10歳の時自殺しています。河原での焼身自殺とか首つり自殺とか言われており、第一発見者は圭、佳代親子であることは週刊誌で報じられています。保険金が出るまでに7年かかってることも。自殺の場合でも保険金が払われるケースもあり、小室家の場合もそうだったようです。何故、確定まで7年もかかったのか、どのような調査が行われたのか気になるところです。