所持金ゼロは誰の責任?国民を見殺しにする政府を認めてもいいのか

大みそかは昼寝をし過ぎたため寝つきが悪く、夜中に目が覚めてテレビをつけると『ぐるナイ おもしろ荘 お笑い第7世代NEXTスター発掘スペシャル』をやっていました。個人的にダイヤモンドがダントツに面白く感じましたが、審査でトップに選ばれるような派手さはありません。しかし意外にも観客の投票で優勝に選ばれ、「M1の審査より公平じゃん」と感じました。

次に面白かったのが45歳のピン芸人野田ちゃん。売れない芸人の自虐ネタが悲しくも笑えました。最後の「国が何とかしてくれるっしょ」も、色々考えさせる一言でした。財源は税からと考えている層からは、「ふざけんな」と怒られるし、過度なインフレや円安にならなければ国債を増やして支援しても良いとMMT的な感覚がある人は、「何とかしてあげたいよね」と思う。そんな分断される二つの層だけでなく、労働に対する多様な思いをあぶりだしてくれる最適な記事がありました。

ヤフコメには、大きく分けて「自業自得」「仕事は探せばある」「地方で慎ましく生きろ」「働きたくても働けない事情がある」といった意見があります。自業自得派は、「これまで楽してきたんだから仕方ないじゃん」といい、仕事はある派は、「運転手、土木建築、介護の仕事いっぱいあるじゃん」といい、地方派は、「地方は人手不足だし生活費も安い」といい、事情がある派は、「体が悪い人や親の介護がある人、それぞれ事情がある」といいます。

これまでの社会常識の範囲でしか考えられないと、常識の枠内にいる人しか救うことができなくなります。それで本当にいいのでしょうか。今枠内にいる人は、自分たちの努力でそこに収まっていると考えているのでしょうが、単に運が良かっただけなのかもしれません。本当に信じられないような境遇で育った人や、努力しても不運が重なってどうにもならない状況に追い込まれている人たちがいます。そんな人たちを助けなければ、今後自殺者は増える一方でしょう。

生活保護を受ける資格がある人たちに対して、実際に支給されているのは2割程度です。政府がお金を理由に国民を見殺しにしてはいけないし、国民もそんな政府は認めてはいけないのです。まずは、「財源には限りがある」を疑うことからはじめてみませんか?