「クソどうでもいい仕事」に経営者はいくらまで払うかの実験

昨日のエントリーで、転職先の面接に行くと書きました。そして以下の3つのシナリオを想定し、次の行動をとると宣言しました。

その一:面接先の仕事が最高な場合、速攻で転職。

その二:面接先がまあまあの場合。現職にさらなる好条件を求め、それを飲むのであれば働くと提案する。

その三:面接先が最悪な場合。考えたくない…

結果は、その二でした。その三でなくて良かったです。本日、現職の会社に二つの提案をします。それが通れば継続して働く、通らなければ2月で辞めますと。

それはそうと、面接に行く車の中で、Eテレで『100分de名著 マルクス“資本論”(3)▽“クソどうでもいい仕事”を生む?』がたまたま放送されていました。

「クソどうでもいい仕事」のための面接に行く途中だったので、ナイスなタイミングでした。

現代の労働環境はマルクスが予測した通り、イノベーションが加速するに伴い、「ブルシット・ジョブ(クソどうもいい仕事)」といわれる労働だけが増え続けています。しかも、労働者の負担は減るどころかますます増えるばかり。

資本家が搾取する構造が定着した、資本主義の完成です。

ドライバーは、物流システムを効率よく動かすための歯車の一つに過ぎません。まさにブルシット・ジョブです。

ブルシット・ジョブを真面目にするだけ損をします。ちなみにぼくがブルシット・ジョブの代表格であるドライバーが好きなのは、運転中の有効な時間の使い方や、息抜きの方法を知っているからです。

もう一度いいますが、そんな仕事をクソ真面目にしているとメンタルがやられます。意識を変えれば、ブルシット・ジョブの時間を、自己研鑽ための時間に転換することも可能です。

ただ、製造業の単純なブルシット・ジョブはそれが難しいと思います。ドライバーの運転中とは違い、仕事中に耳と思考を別のことに集中させるのが難しいからです。一方でドライバーは、死につながる大きなリスクを抱えていることも忘れてはいけません。

今のブルシット・ジョブに、会社が良い待遇を提示できないのは当然です。しかし、そんなブルシット・ジョブをしてくれる、代わりの人を見つけることも困難です。ぼくの二つの条件を経営者が飲むか見ものです。

Win-Winの関係のためには飲まざるを得ないと思いますが、一労働者のオファーを受け入れることを経営者がどう受け取るかが不確定要素となります。会社や従業員のことより、自分のプライドを優先する駄目経営者の場合、オファーを拒絶する可能性が大いにありますから。

はたして、従業員のことを一つの機械としか考えていないブルジョワジーに、一矢報いることができるのでしょうか。