知事リコール署名で大規模不正か?失われつつある右派重鎮たちへの信頼

これは、疑惑と呼べる段階を超えているのではないでしょうか。

愛知県の大村知事に対するリコール運動で、2か月で43万5000余りの署名が集まったとされていました。しかしその後、県の選挙管理委員会の調査で、83%にあたる36万2000人分の署名が無効と判断されました。しかも人材派遣を使い、著名を写す大規模な不正が行われていたというのです。

共産党をはじめ、左派界隈はお祭り騒ぎです。一方で、いつも元気な保守派の重鎮たちは、この件に関してガン無視を決め込んでいます。高須克弥氏以外は。

どちらかというと保守的な考えを持つぼくですが、悔しいとか残念といった気持ちはほとんどありません。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展には反対でしたが、知事に対するリコール運動に関してはまったく興味がありませんでした。

ただ、アメリカ大統領の不正の証拠とされるフェイク情報を鵜呑みにし、「これが本当だったら・・・」と前置きして拡散しまくっていた保守論人たちが、この件を静観する姿が不誠実に感じます。

大統領選では「民主主義が・・・」「正義が・・・」なんて主張していた人たちが、自分たちが深くかかわった活動で行われていたかもしれない不正行為についてまったく言及しない姿は、多くの支持者も理解できないのではないでしょうか。

しかし、これだけの大ブーメランも珍しいものです。自分たちを正義と信じ、主張の違う相手には徹底的に攻撃する。しかも、民主主義や正義に反する手段を使っていた可能性もある。

彼らの知らないところで行われていた不正ならそう言えばいいのに、口裏を合わせたかのように何も語らない。「真相が明らかになったら語る」とも言わない。このままでは、武田邦彦、竹田恒泰、百田尚樹氏、有本香、彼らに他人の責任を追及する資格はなくなってしまいます。